自習室の本棚に『基礎からわかる勉強の技術』という本を追加いたしました。
教育関係者向けに書かれた内容ですが、学び方について、ヒントになることが書かれている本なので、パラパラとめくってみてください。
著者:L.ロン ハバード
1911年アメリカネブラスカ州ティルデン生まれ。1930年、ジョージ・ワシントン大学に入学、数学と工学を専攻。その後作家として活躍し、その作品は、フィクション、ノンフィクションを合わせ、56カ国後に訳され、1億6千万部以上が出版されている。
教育の分野の研究や講義、そひsて教授にも多くの時間を費やす。その研究を通して、学生が、自分が学んでいる主題を把握できない根本的な理由を明らかにし、学ぶ能力と教わったデータを適用する能力を開発した。それは『勉強の技術』として発表され、現在世界40カ国以上で使用されている。
本に書かれていることを一部紹介いたします。
なぜ勉強するのか?
「これは試験に出るか」と考える代わりに、「この教材はどうやって応用できるか」「これを実際にどう使えるか」と自分に問いかけるほうが、ずっと役に立ちます。
これを心にとめておけば、勉強したことからずっと多くのものを得ることができますし、勉強したことを実際に使うことができるようになります。
勉強の障害
質量(マス)が欠けている
トラクターの運転の仕方を学んでいるのに、トラクターというものを見たこともない、触ったこともない場合、学ぶ意欲がなくなってしまいます。なんらかの方法で、実物か代用品を見ることが必要です。
最も重要な障害・・・誤解語
誤解語とは、理解されていない単語、または間違って理解してしまった単語のこと。
誤解語から生じる2つの現象
ひとつは単語を理解しそこなうと、その単語のすぐ後の部分が空白となります。もうひとつは空白状態を解決するためにそこから孤立しようとしてしまいます。
もうひとつのヒント
東洋経済ONLINEで、6月30日に掲載された記事です。
東大生語る「東大合格する子」の凄い”言い換え力”
難しい言葉を理解するには語彙力が必要だ
ここでも、言葉の理解ということが言われています。
使われている言葉の定義ができず、なんとなくでしか理解できていないと
吸収できる知識に大きな差が出てしまうのだそうです。
「言い換え」という行為について書かれていますが
東大生は、先生の言った通り・書いた通りにノートに書き写すのではなく
自分なりに解釈して、同じ内容を違う言葉でアウトプットすることで理解力を高めるそうです。
理解していないと言葉の解釈を間違えてしまうということが起きかねません。
丸暗記ではなく、語彙(ごい)力を養うことが遠回りのようで学びの近道なのかも知れないですね。